この記事を書くかどうか、正直迷いました。
しかし、同じように困難を抱えながら働く方、そして周囲で支える方々の参考になればと思い、率直に経験をシェアすることにしました。
私、伊勢将輝は、生まれつき身体に障害を抱えています。
それでも、マツダ、メットライフ生命、IBMという大手企業で総合職として働き、今は独立して事業を営んでいます。
💭 「普通」に働くことの難しさ
障害があるということは、日常的に多くの困難に直面するということです。
物理的なバリア、周囲の理解、自分自身の葛藤——
「普通に働く」ということが、決して「普通」ではありませんでした。
大学時代の就職活動
島根県立大学で学びながら、就職活動を始めた時。
最初に感じたのは、「説明しなければならない」という壁でした。
エントリーシートの段階で開示するべきか。
面接でどう伝えるべきか。
企業はどう受け止めるのか。
不安ばかりでした。
それでも「総合職」を選んだ理由
障害者雇用枠という選択肢もありました。
しかし、私は「総合職として、フルに能力を発揮したい」と考えました。
障害は、私の一部ではあるけれど、すべてではない。
できることに焦点を当てて、挑戦したかったのです。
🏢 大手企業で働くということ
マツダでの経験
新卒でマツダに入社した時、正直なところ「やっていけるだろうか」という不安がありました。
しかし、職場の理解と配慮、そして何より「成果で評価される」という環境が、私を支えてくれました。
もちろん、困難もありました。
移動が多い業務、体力を使う場面、急な変更への対応——。
でも、「できないこと」を素直に伝え、「できること」で最大限貢献する。
この姿勢を貫くことで、信頼を得られたと思います。
IBMでのターニングポイント
IBMでの経験は、私のキャリアにおいて大きな転機でした。
テクノロジー企業ならではの「多様性を力に変える文化」に触れ、
障害は「克服するもの」ではなく、「異なる視点をもたらすもの」だと気づきました。
困難を経験したからこそ、お客様の課題に共感できる。
工夫を重ねてきたからこそ、柔軟な発想ができる。
障害は、私の強みの一部になったのです。
💪 困難をどう乗り越えてきたか
1. 「できること」に集中する
「できないこと」に目を向けると、前に進めません。
代わりに、「自分が得意なこと」「価値を発揮できること」に全力を注ぎました。
- 論理的思考力を活かした戦略立案
- 人の話を深く聴く傾聴力
- 粘り強く課題解決する力
こうした強みを磨くことで、障害のハンディを超える価値を提供できました。
2. 素直に助けを求める
以前は「弱みを見せたくない」と、無理をすることがありました。
しかし、それは逆効果でした。
「ここは助けが必要です」と素直に伝えること。
それは弱さではなく、チームで最高のパフォーマンスを出すための誠実さだと学びました。
3. テクノロジーを味方にする
AI、リモートワーク、クラウドツール——。
テクノロジーの進化は、障害を持つ人々の可能性を大きく広げています。
私自身、AIツールを活用することで、
物理的な制約を超えて、高品質なアウトプットを実現しています。
🚀 独立という選択
大手企業での経験は貴重でした。
しかし、独立を決意した背景には、こんな想いがありました。
自分のペースで働きたかった
障害があると、体調に波があります。
無理をすれば、長期的にパフォーマンスが落ちる。
独立すれば、自分のペースで、持続可能な働き方ができる。
そう考えました。
同じ困難を抱える人の力になりたかった
困難を乗り越えてきた経験は、誰かの役に立つはず。
お客様の課題に共感し、寄り添える強みになるはず。
一人社長として、フットワーク軽く、
一人ひとりに深く関わることができる——それが、私の目指す働き方でした。
💡 今、伝えたいこと
困難を抱える方へ
もし、あなたが何らかの困難を抱えているなら。
そして、「自分には無理かもしれない」と感じているなら。
諦める必要はありません。
確かに、道は平坦ではありません。
でも、工夫と努力、そして周囲のサポートがあれば、必ず道は開けます。
あなたの困難は、誰かにとっての希望になります。
あなたの経験は、必ず誰かの役に立ちます。
周囲で支える方へ
障害を持つ人と働く方、雇用を考えている経営者の方へ。
「配慮」と「特別扱い」は違います。
必要なのは:
- 対話 - 何が必要か、率直に話し合うこと
- 柔軟性 - 働き方の多様性を認めること
- 成果評価 - プロセスではなく、成果で評価すること
そうすれば、障害を持つ人も、持たない人も、
お互いに尊重し合いながら、最高のパフォーマンスを発揮できます。
📝 最後に
私は今、一人社長として、AI×デザイン×経営相談という事業を営んでいます。
障害を抱えながらも、充実した毎日を送っています。
これは、決して一人の力ではありません。
家族、友人、職場の仲間、お客様——。
多くの方々の理解とサポートがあったからこそです。
そして、テクノロジーの進化が、私の可能性を広げてくれました。
今の時代、働き方の選択肢は無限にあります。
障害があっても、夢を諦める必要はありません。
もし、キャリアのこと、働き方のこと、ビジネスのことで悩んでいるなら、
お気軽にご相談ください。
私の経験が、少しでもあなたの力になれば嬉しいです。
一緒に、前へ進みましょう。